電脳社会の日本語(★★★★☆)

電脳社会の日本語 (文春新書)

電脳社会の日本語 (文春新書)


文字コード自体の勉強は別の本がよいと思いますが、歴史として読めるのでとっかかりとして適していると思います。文字コードの話は結構退屈なのですが、楽しく読めました(歴史好きというのもあるかも)。

  • 文字コードは国家の国語施策にかかわる問題でもあったとは!漢字のような軟弱な中国の言葉なんて使うと近代化の障害となる、、、なので漢字なんて使うな!、なんて思想があったこと自体が驚き。
  • 文字をそのまま文字盤に表現するには字数的に限度があることから、「変換」という仕組みを考えた人は天才だと思った。
  • アメリカの強引さ(Unicode)と、漢字圏代表としての日本の奮闘ぶりが印象に残った(すごいぞ!)。