職人学(★★★★★)

職人学

職人学

「職人の誇り」が伝わってきます。そういった意味で以前読んだ「My Job Went To India」のDryな感じとは随分違う。本書は町工場の職人の話ですが、システム開発に置き換えても多くの示唆を得ることができると思います。自分もこんな風にありたい。がんばりたい。


特に印象的なだったものをメモ。

  • 職人は限りなく無個性なものを作るために、そのものを作り出すプロセスで限りなく個性を発揮する。
  • 治具(JIGU):その仕事のために作成する専用工具。ノウハウの結集。
  • プロセスをイメージできない人は、結局できない。
  • 検査で不合格品を出すのは恥である。
  • 検査機は結果を見るものではなく、プロセスがうまくいっているかをみるための道具。
  • レストアによる技能伝承