LandiskをDebian化

自宅のバックアップ用に使っていたIOデータのLandisk(HDL-120U)に、Debianを乗っけてみました。これ、最近話題ですね。白箱の本とか書店の目立つところにおいてありますし。日経Linuxの2006/1号も白箱の特集でした。
ここを参考にして、さくっと終わらせようと思っていたのですが・・・実際はかなり苦労しました(自責です)。


Landiskでtelnetを使えるようにして、debian26の展開するとこまではうまくいきました(しくじる要素はないのですが)。問題はそれからです。lilo.confを修正してMBRを書き換えた後に、リブートしてみると・・・起動しない!!。
いや正確にはLandiskは起動するのですが、緑のランプが点滅しっぱなしで、Debianがあがってこないのです。NASなので画面がないから原因も特定できないし。Landiskのサポートサイトでは、DHCPでIPが取れてないと緑ランプが点滅しつづけると書いてありましたが、そんなわけはない。多分lilo.confの記述をミスったんでしょうねえ。あー、やってしまった。


というわけで、LandiskのHDDを取り出して別PCから直接インストールすることにしました。方法はいくつかあるようですが、私がとった手順はこんな感じです。

  • LANDISKを分解してHDDを取り出し(これで保証対象外になる、らしいです)。
  • 取り出したHDDを『直刺しIDE』を使って、インストール作業用PCにUSB接続。直刺しIDEを使うとインストール用PCのケースを開けてHDDを接続しなくてよいので、すごく楽。値段も2980円ぐらいでお手軽です。
  • インストール作業はLinuxが動くVMWare上でやりました。だって、メイン環境でやってしくじると怖いですから。手順自体は、日経Linux2006/1号の特集どおりです。CD-ROMもついてますし、解説も丁寧だったので、割とスムーズに行きました。

ちゃんとやると多分1時間ぐらいでできるのに、結局5時間ぐらいかかってしまった。MBRの書き換えは気をつけてやりましょう、と(当たり前か)。


ともあれ、Debian化したLandiskは快調に我が家の自宅サーバとして動いています。標準でサポートされてた自動電源制御が使えないのが唯一の不満。何とかならないものでしょうか。